HOME > 中国ビジネスコラム > 企業改善:中国企業における改善活動推進のポイント

中国ビジネスコラム

企業改善:中国企業における改善活動推進のポイント(1)

1.改善活動は仕事であることを徹底する

改善活動は仕事であるということを会社方針としてトップ自らが中国人幹部、マネージャーに徹底的に伝える。当然、改善の成否は評価、報酬にも影響するもので、生産改革活動は会社にとっても優先度の高いものであるということを明確にする。

2.技術習得徹底のための工夫

技術は知っているが、使えないということが現実的には多い。特に中国系企業では、「知っている=できる」という認識であるが、JMACは以下の3つのサイクルを回して、徹底的な技術習得を実現している。
3つのサイクルとは、「知識研修」、「実践活用」、「成功体験」であり、実践活用では、研修時にも実習により、適用の実際を学び、そして自職場での技術適用(ex.分析手法など)を行い、使える技術に仕上げている。また、現場は変化に敏感であり、改善に慎重(臆病)であるが、職場の小さな改善を通じて、成功体験をすることは大きな自信となり、技術の完全習得に繋がる。

3.改善の継続のための人材(改善キーマン)の育成

改善を継続するためには、各部門に改善キーマンを育成することが重要である。JMACは活動を通じて各部門のキーマン(改善マン)を育てる。また、技術を持った人は他社への転職もしやすくなるため、これらの人材には、必要な処遇を与える共に、名誉のあるものとするような雰囲気作りも重要である。中国では上司に部下の育成の全てを委ねても期待する人材はつくれない。

関連する中国ビジネスコラム
【FRONTLINE COLUMN】社内で知恵のロスがありませんか?
ある日系企業の管理会社で間接業務の改善、標準化の支援を通じて感じたことです。  現在の基幹システムの問題点を実務担当者の皆さんと活発な議論を交わしたときの一コマです。  「この新しいシステムは一部…
【FRONTLINE COLUMN】現場に足を運んでいますか?
中国で、ある事業会社の総経理とお話しさせて頂いた時のことです。その総経理は、「管理会社が一方的に日本で決めた研修を押し付けてくる。こちらのニーズとまったくマッチしていない。本当に現場を見て決めているの…
【FRONTLINE COLUMN】コンサルタントは全ての問題を解決できるか?
     ある企業でリーン生産導入のプロジェクト支援をしていた時の話である。先方の総経理から“製品は売れているが、顧客からの入金が遅れている。この問題についてもコンサルタントであれば、改善してもらわな…
【FRONTLINE COLUMN】 技術のブラックボックスを破ろう
     ある中国民営のアパレル企業でリーン改善活動を支援した際の出来事である。ここで、最初に実施したことは、色付け工程での標準作業仕様書(SOP)の導入であった。この工程の作業内容としては、先ず、数…
【FRONTLINE COLUMN】社員と企業との関係作り
個人は誰もが積極的な意識を持ち、自分の能力を発揮させ、成果を作り出す想いを持っている。  社員と企業はパートナーという関係にあり、社員は個人の持っている能力を発揮し企業に貢献する。この基本となるもの…
関連する事例
第一線監督者管理力向上、中間管理職マネジメント力研修
統一的な教育実施により、第一線監督者としての役割の理解が促進された。
TPM&リーンシステム改革
中国の3地域の6工場で、中国人コンサルタントがTPM診断を行い、改善の方向性とマスタープランを作成し、現地の6工場でTPM活動を展開する
リーン生産改革、在庫削減
エンジン組立職場、プレス職場を対象に、一人あたりの生産性(1.2~1.3倍)、具体的には、稼働率向上、サイクルタイム短縮、正味作業時間短縮、運搬作業効率化、その結果として配置人員削減、同時に部品及び仕…
リーン生産改革
現行体制に基づく生産プロセスの改善方向のマスタープラン作り、マスタープランに基づく生産能力比2倍の実現。
全社コストダウン活動
継続的なコストダウンを行える体制とプロセスを再構築。2年間で、コストダウン20%の実現。
関連するサービス
生産コストダウン診断

中国では価格競争が更に熾烈となりコストダウンが急務となっています。それは輸出先の消費低迷による経済の減速、原材料、エネルギー高、人民元高、人件費の高騰、顧客からの値下げ要求など、取り巻く環境はまずます…

グローバル生産戦略

保有するモノづくりリソースの競争力価値を評価した上で、国内外の生産拠点の最適配置や、内製と外製の最適分担について、効率的な投資により実現することができ、魅力的な生産リソースとして再構築させる戦略シナリ…

モノづくり改革を実現する目標管理プログラム(TPマネジメント)

モノづくり改革を推進していく中で、トップの思いが現場に伝わらない、現場の改善が経営成果につながらない、ということをよく耳にします。これらは、「改革の総合目標と現場リーダーの目標が整合していない」、「目…

設備効率化(TPM)

メーカーでは多くの設備を使い生産を行っています。ただ、その設備が故障や小停止(チョコ停)が多いことにより、「計画通りの生産が出来ない」あるいは「段取りに時間が掛かり、なかなか多品種少量生産が出来ない」…

5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)プログラム

“5Sは立派な経営哲学”と言われるように、5Sは業務の正確・的確な遂行、Q・C・Dの厳守、現場の活性化はもとより、現場の体質改善、ひいては企業革新の根幹を成すものです。また、お客様の信頼も5Sなくして…

IEの基礎

(1)IEについて、その必要性、定義、対象領域を明確にし、その重要性を認識する。(2)職場改善の基本的なアプローチを知る。(3)IEにおいて適用される手法についてその概要を理解する。

IE基礎テクニック【修得】研修

作業方法の改善、稼働率の向上、設備の外段取りを内段取り化、ラインバランスの獲得、多台持ちなど、目に見えるロスでも見えないロスをIE手法で定量化し、改善ストーリを踏んで改善していく分析実践力を強化する必…

MOST(標準時間設定技術)研修

PTS法には、いくつか種類が存在し、代表的なものにWF法、MTM法がある。MOST(Maynard Operation Sequence Technique)は、他のPTS法と比較して、簡単で経済性に…

TPM基礎研修

企業革新のツールとして、基本的なTPMの考え方を理解することを狙いとし、TPM基礎の研修として位置付ける。

生産管理と在庫削減基礎研修

モノづくりの基本である、生産管理の機能、目的、領域と生産管理業務の工程、手順を理化する。またその理解を基に、在庫の功罪やその在庫削減の考え方、手順を理解することを目的とする。

お問い合わせ・資料請求

電話でのお問い合わせ

上海事務所 平日:9:00~18:00 021-6466-5642

日本本社 平日:9:00~18:00 03-3434-0982

メールでのお問い合わせ

お問い合わせはこちら

資料請求

Business Insightsのご請求